私が初めて制作した着物の作品です。
モチーフとしたのは、小学校入学のお祝いに祖父母に植えてもらった姫りんごです。
ピンクの蕾から花が開くにつれて白へと変わりゆく時間の景色を表現しています。
季節を身に纏うように。
分野 | 染織 |
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発表年 | 2022 |
制作期間 | 2ヶ月 |
材質 | 絹 |
所蔵先 | 個人蔵 |
展覧会 | 第69回日本伝統工芸展 |
サイン | 箱、作品サイン有 |
備考 | 箱付き |
鈴田 清人 Kiyoto Suzuta
木版摺更紗という、木版と型紙を併用した技法で染色作品を作っています。この技法名は祖父・鈴田照次が、佐賀の地で途絶えていた鍋島更紗を長年かけて研究・解明し、そしてスケッチを基にした新しい模様で現代の更紗を作りたいとの思いから名付けました。私自身もスケッチを基にデザインし、木版と型紙だからこそできる表現や更紗の魅力を目指し制作しています。