截金飾筥「光彩万華」
きりかねかざりばこ「こうさいまんげ」 高さ 13.8 x 幅 18.7 x 奥行 17.0 cm / 2023年藤野 聖子 (ふじの せいこ)
1964 -- 截金
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価格帯
¥170,000 - 1,870,000
Info
ギャラリージャパンでの作品の価格は、作家が自ら決めた価格をそのまま掲載しています。
閉じる - 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 3
いにしへから伝わる截金。自然をモチーフに、いつとなく語りかけたくなるような次世代へと続く作品を目指して制作しております。今を彩り優しく煌めく截金の世界を楽しんで頂ければ幸いです。
作家の詳細を見る作品詳細
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分野截金
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材質桐
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サイズ高さ 13.8 x 幅 18.7 x 奥行 17.0 cm
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発表年2023
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限定一点物
この作品の技法
截金 (きりかね)
もともとは仏像などを美しく飾るための技法でしたが、現代では飾箱等の工芸作品がつくられています。
截金作品のつくり方は、まず、金を薄く紙のようにのばしてつくる金箔を、炭火で焼いてはり合わせ、厚みを出します。はり合わせた金箔を竹の刀で線や四角・三角などに細かく切ります。
筆を使い、模様の形に金箔をはって完成します。
受賞情報
- 第70回 日本伝統工芸展 (2023)
- 日本工芸会奨励賞
作家コメント
藤棚の下では、編んだ竹の隙間から春の陽ざしが差し込み、通り抜けて来た柔らかい風が大きな花房を揺らし甘い香りを漂わせています。見上げると万華鏡のように美しく輝いている情景を、光を直線で、風を曲線で、煌めく花々を貼り模様で表現致しました。また蓋と身の画数を変えることで、新しく生まれた空間にも心を躍らせながら截金を施すことが出来ました。
この度の受賞を励みにより一層精進してまいります。誠にありがとうございました。
(日本工芸会 会報より)