紬織絣着物「みなも」
つむぎおりかすりきもの「みなも」 2023年大髙 美由紀 (おおたか みゆき)
1963 -- 染織
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- 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 9
作品詳細
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分野染織
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材質絹
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発表年2023
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限定一点物
この作品の技法
紬織 (つむぎおり)
紬糸を使った絹織物です。生糸を使った絹織物にくらべて、光沢や表面のなめらかさは少なく、ざっくりした素朴な風合いになります。
絣織 (かすりおり)
糸のところどころを白く残して染めた絣糸を使って作られた織物のことで、染めた糸の組み合わせ方によって縞模様や格子模様、絵画のような模様を表現することができます。
この作品の受賞情報
- 第70回 日本伝統工芸展 (2023)
- 第70回記念賞
受賞コメント
仕事場周辺には水路が張り巡らされ、水の奏でる音を身近に感じながらの制作の日々です。日の光、月の光を映し、きらめきを運んでいる豊かな水面。今回の作品は大胆な縞の中を絣が浮沈するかのように濃淡、大小の差を施し、ざっくりと絣足をずらして、水の揺らぎを意識し表現しました。
第70回記念賞という節目の賞に、日本伝統工芸展の歩んできた長い歴史とここからも更に続く未来にも思いが飛んでゆきます。この度は誠にありがとうございました。受賞を励みに今後も自分なりの表現を追求してまいります。
(日本工芸会 会報より)
