紬織の説明
紬糸を使った絹織物です。生糸を使った絹織物にくらべて、光沢や表面のなめらかさは少なく、ざっくりした素朴な風合いになります。縞模様や絣柄のものが多いですが、近年はいろいろな染め糸を使って、グラデーションなどの様々な表現ができるようになりました。
軽くて丈夫でしなやかな紬の感触は着物や帯に適しています。
紬織の作り方
紬糸の作り方
- ステップ 1
蚕が吐いた糸はまゆになります。
- ステップ 2
左から、生糸、真綿、まゆ玉。
- ステップ 3
真綿から糸を引き出します。
- ステップ 4
紬糸を染料に浸ひたして染めます。
紬織の作り方
- ステップ 1
ちきりにたて糸の本数と長さをそろえて巻きとっておきます。
- ステップ 2
よこ糸を小管に巻いて杼という道具にセットします。
- ステップ 3
織機のたて糸に、杼に入ったよこ糸を通して織っていきます。
- ステップ 4
幅40センチ・長さ13メートル位の着物一枚分の生地に仕上げます。