平成29年、30年に行われた「重要無形文化財伝承者研修会」に参加し柾割把ね編みを学びました。その編みを使っての作品作りのために、たくさんの試作をしました。その中の一つからこの把ね編みが出来ました。把ね編み部分とオレンジ色の網代編み、裏面の3層になっています。
分野 | 木竹工 |
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発表年 | 2020 |
サイズ | 高さ4.5 / 径41.0 cm |
展覧会 | 第43回山口伝統工芸展 |
受賞 | 日本工芸会山口支部長賞 |
調 喜美子 Kimiko Shirabe
![写真:調 喜美子](https://kougeifs.galleryjapan.com/files/galleryjapan/creator/inputfile/1542.jpg)
縄目菱差し編みに取り組んでいます。最近ではこの編みに「鎧」をかけた技法で作っています。この編みは内側から見たときのひごの影が美しく、そこを見てもらいたく、ここ2年は口を広げた形にしています。 束ね編みも取り組んでいる技法です。2017~2018年に勝城蒼鳳先生から学んだこの技法を使って盛籠を作り、2020年に山口伝統工芸展で支部長賞をいただきました。 師匠田辺幸竹斎が生野祥雲斎から学んだ櫛目編みという技法も続けて作っており、新たな形にしたいと思っています。