増村 紀一郎
- 漆芸/ 人間国宝 (重要無形文化財保持者)
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価格帯
¥60,000 - 2,000,000
Info
ギャラリージャパンでの作品の価格は、作家が自ら決めた価格をそのまま掲載しています。
閉じる - 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 2
オーダー制作、購入可能な作品の確認など
- 認定人間国宝(重要無形文化財「髹漆」の保持者)
- 分野漆芸
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技法乾漆、髹漆、蒔絵
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生年1941 -
- 活動拠点埼玉県
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所属日本工芸会正会員
東京藝術大学名誉教授
日本工芸会参与
日本文化財漆協会理事長
伝統的工芸品産業振興協会・伝統工芸士認定審査委員
略歴
- 1941漆芸家・増村益城(重要無形文化財保持者)の長男として東京に生る
- 1969東京藝術大学大学院美術研究科漆芸専攻修了
- 1993「塗りの系譜展」東京国立近代美術館・工芸館に招待出品
- 1995「ジャパニーズ・スタジオ・クラフツ展」ヴィクトリア&アルバート・ミュージアムに招待出品―同作品、同美術館買い上げ
- 1996「現代の美・虹色の漆展」ニューヨーク・ジャパンソサエティ・ギャラリーとデンバー州立美術館巡回展開催に招待出品
- 1997NHK-TV「土曜美の朝」に出演・全国放映
- 1998宮内庁正倉院宝物「漆皮御袈裟箱」復元制作
- 2000公益社団法人・日本工芸会理事就任(04年常任理事就任、~09年)
- 2002東京藝術大学大学美術館館長(~09年3月)
- 2006公益社団法人・日本工芸会漆芸部会長(~09年)
- 2007わざの美・日本伝統工芸展(大英博物館 ロンドン)に招待出品
- 2008重要無形文化財保持者に認定される
- 2010春日部市親善大使に就任。「歌会始の儀」に参入
- 2013伊勢神宮神宝調整、皇居にて拝謁。「伊勢神宮遷御の儀」に出席
- 2016文化庁工芸技術記録映画「髹漆」増村紀一郎のわざ 完成
- 2018ラッククンスト美術館(ドイツ、ミュンスター)世界の漆芸家たち展
「URUSHI伝統と革新」展、石川県立美術館・そごう美術館・MOA美術館(熱海市)巡回展に出品(~19年) - 2020日本博 工藝2020-自然と美のかたち― 東京国立博物館・表慶館
作風
キュウ漆とは木や皮・麻布・麻糸など、それぞれの素材を漆を用いて生かす技芸と思う。
作家紹介
後世に受け継がれる髹漆の技
漆芸分野で最も古くからあるといわれている技法、髹漆(きゅうしつ)。漆芸作家・増村紀一郎は、東京藝術大学大学院で漆芸を学ぶとともに、人間国宝である父・増村益城の指導のもとで伝統的な髹漆技法を習得しました。その後、正倉院宝物の復元も手掛け、自らの表現の幅をさらに広げます。2002年には、芸術分野の功労者に贈られる紫綬褒章を受章。2008年に髹漆の分野で人間国宝に認定されました。漆の特質を活かした塗りの技法と美しい造形が融合した作品は、国内外の美術館にも所蔵され、見る人々に感銘を与えています。
受賞歴
- 1979第26回日本伝統工芸展の「乾漆朱漆提盤」にて日本工芸会会長賞
- 1981第28回日本伝統工芸展の「乾漆輪花朱漆鉢」にて朝日新聞社賞
- 1989第36回日本伝統工芸展にて重要無形文化財保持者選賞を受賞
- 2002紫綬褒章を受章
- 2008第16回MOA美術館岡田茂吉大賞受賞
春日部市民栄誉賞受賞 - 2012瑞宝中綬章を受章
- 2021埼玉文化賞を受賞
パブリックコレクション
- 東京国立近代美術館
- ヴィクトリア&アルバートミュージアム(ロンドン)
- MOA美術館
- 東京藝術大学美術館
- アルゼンチン近代美術館
- ミュンスターラック美術館(ドイツ)
- 文化庁
- 伊勢神宮美術館
- 山梨県立美術館
- 九州産業大学美術館
- 韓国大邱大学美術館
- 石川県輪島漆芸美術館
- 輪島漆芸技術研修所
- 長野県塩尻市木曽漆器館
- 薬師寺