吉田 幸央

よした ゆきお 1960 -
  • 陶芸
  • 価格帯 $1,500 - 15,000
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  • 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 4

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    • 分野
      陶芸
    • 技法
      金彩/銀彩
    • 生年
      1960 -
    • 活動拠点
      石川県
    • 所属
      日本工芸会正会員
      日本陶芸美術協会常任理事
      石川県陶芸協会常任理事
      石川県九谷焼保存会会員
      石川県立九谷焼技術研修所講師
    吉田 幸央

    作家紹介

    伝統的な金襴手を独自表現に昇華

    明治期から続く九谷焼の窯元・錦山窯の四代目吉田幸央。2010年に国内最高峰の公募展である日本伝統工芸展で高松宮記念賞を受賞し、東京国立博物館や東京国立近代美術館などで開催された工芸美術の展覧会でも幾度となく作品が展示されています。金粉や金箔を使った金襴手(きんらんで)という技法にさまざまな工夫を加え、独自表現を常に意識してきたという吉田。ひんやりとした表情の磁器に、まるで水彩画のように塗り重ねられた美しい色彩と華やかさが生きる作風は圧巻です。2024年1月の能登半島地震により石川県にある工房も被災しましたが、陶芸家である家族5人が無事でいられることの幸せを思いながら作陶を続けています。

    作風

    九谷焼の繊細で濃密な美しさにいつの間にか引き込まれ、代々伝えられてきた、金粉や金箔を表現手段として用いる金襴手という技法に、様々な工夫を加えながら独自の表現とは何かを常に意識してきました。この華やかで豊かな金彩技法を、いかにして自分の表現として完成させていくか、ということが作品作りの上で私が常に考えていることです。
    今でも時折、偶然塗り重ねられた色彩の美しさに胸が打たれることがあります。ふと人を懐かしい気持ちにさせてくれる古びた壁のようでいて、同時に見る人に新鮮で新しい焼き物だと思って貰えるような作品。側に置いておくだけで何故か幸せな気持ちにさせてくれるそんな夢見るような器。そのような作品を私の手で作り上げてみたいと思っています。
    先人達の手で守り育まれてきた複雑で手間暇のかかるこの金襴手という金彩技法の魅力を、新しい表現を通して再発見することが私の目標です。

    略歴

    • 1960
      石川県小松市生まれる
    • 2002
      韓国利川ワークショップ
    • 2013
      現代の日本工芸展(米国森上博物館)
      日本伝統工芸展60回記念「工芸からKOGEIへ」展(東京国立近代美術館工芸館)
    • 2014
      第19回MOA岡田茂吉賞展(熱海市MOA美術館)
    • 2020
      Kogei2020<The Art of Crafting Beauty from Nature>(東京国立博物館表慶館)
    • 2022
      未来へつなぐ陶芸―伝統工芸のチカラ展(パナソニック汐留美術館・国立工芸館・その他)
      深める・拡げる伝統工芸展(日本橋三越)

    受賞歴

    • 1985
      朝日陶芸展奨励賞
    • 1991
      高岡クラフト展奨励賞
    • 1992
      伝統九谷焼工芸展大賞
    • 1994
      高岡クラフト展金賞
    • 1995
      日清めん鉢大賞展審査員奨励賞
    • 1997
      国際色絵陶磁器コンペティション97九谷準大賞
      第23回長三賞陶芸展奨励賞
      日清めん鉢大賞展審査員奨励賞
    • 1999
      国際陶芸ビエンナーレ99特別賞
      日本工芸会石川支部公募展日本工芸会賞
      使って見たい北の菓子器展大賞
    • 2000
      第2回現代茶陶展TOKI織部銀賞
    • 2001
      日本工芸会石川支部公募展北国新聞社賞
    • 2009
      伝統九谷焼工芸展大賞
    • 2010
      日本伝統工芸展高松宮記念賞
    • 2016
      第57回石川の伝統工芸展 金沢市長賞
    • 2018
      第59回石川の伝統工芸展 日本工芸会賞

    パブリックコレクション

    • 国立工芸館
    • 石川県立美術館
    • 小松市立博物館
    • 茨城県陶芸美術館
    • 宮内庁
    • インディアナポリス美術館
    • ヴィクトリア&アルバート博物館

    公式サイト・SNS他

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