長岡 由美子
- 砂子
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- 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 2
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- 分野砂子
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技法砂子
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生年1967 -
- 活動拠点富山県
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所属日本工芸会正会員
富山県表具師文化協会
略歴
- 1967富山県南砺市福野に生まれる。
- 1987嵯峨美術短期大学 日本画科 卒業
- 1988表具屋長岡静寿堂(安永ニ年創業)七代目長岡達雄(父)に師事
- 1992第39回 日本伝統工芸展 初入選
- 1996第20回 福野町美術展 砂子二曲屏風「春宵」福野町買い上げ
- 2000(公社)日本工芸会 正会員に認定
- 2006南砺市・金沢市 工芸の「今」展(福光美術館)
工芸きたじま にて個展 - 2009NHK 美の壺「金箔」にて砂子作品紹介
坂の町アート in 八尾2009
第2回 金沢市・南砺市 工芸の「今」展(金沢21世紀美術館) - 2010となみ野アート「長岡達雄・由美子砂子展」(北日本新聞砺波支社ギャラリー)
坂の町アート in八尾2010 - 2011坂の町アート in八尾2011
- 2012第一回 ザ・セッション!Artの俊英展(福光美術館)
金箔砂子細工「春の宵」展(城端織館)
女性工芸作家5人展(庄川美術館) - 2013第2回 ザ・セッション!Artの俊英展(福光美術館)
- 2016工芸の秀作 長岡由美子(砂子)展 (砺波市美術館)
- 2017初春の寿ぎ重ね二人展(北日本新聞砺波支社)
作風
金銀箔を使用した砂子細工は、平安朝から千年もの間受け継がれてきた日本独自の伝統工芸である。主に絵巻や絵画の補助的装飾として使われてきた。しかし、この脇役であった砂子を主役として用いることで、砂子の表現や技術を高め、作品では、その特徴であるぼかしを生かしながら、伝統技法や箔を様々な形に截る截箔技法(一子相伝)等を駆使し、自然界の優美さを品良く落ち着いた雰囲気で表している。
金箔は、一万分の一ミリという薄さで扱いの難しい素材だが、魅力的で変幻自在である。箔は細かな砂子にすると、その輝きは柔らかく温かみを持つ。そして、降り積もる雪のように幾重にも重なることで、深みが出て奥行きを感じられる。
また、季節の移ろいや時間の流れで光の色・強さが変わると共に箔の表情も変化し、不思議と作品の趣が日々違って感じられる。これは、砂子特有の面白さと美しさだ。
四季を愉しみ、その時々を大切に過ごしていきたい。
受賞歴
- 1991第15回 福野町美術展 大賞
- 2000第22回 富山県表装展 富山県知事賞
- 2008となみ野美術展2008 工芸部門賞 北日本新聞社賞
第26回 富山県表装展 富山県知事賞 - 2015第54回 日本伝統工芸富山展 富山県知事賞
第21回 全国表装作品展 中央職業能力開発協会会長賞 - 2016第30回 富山県表装展 富山県知事賞
- 2017第56回 日本伝統工芸富山展 北日本新聞社賞