井上 楊彩

いのうえ ようさい 1952 -
  • 人形
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  • 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 9

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    • 分野
      人形
    • 技法
      桐塑人形、紙貼り、布貼り、彩色、張抜人形
    • 生年
      1952 -
    • 活動拠点
      奈良県
    • 所属
      日本工芸会正会員
      奈良県美術人協会会員
      奈良県展:審査委員・参与
    井上 楊彩

    作家紹介

    内なる想いを作品に託す

    「楚々として美しく、可愛らしく、ずーっと傍に置いてもらえるような作品を作りたい。」と語るのは人形作家・井上楊彩(ようさい)。国内最高レベルの作品が集う日本伝統工芸展での日本工芸会会長賞をはじめ、数々の受賞歴を誇ります。楊彩は人間国宝・秋山信子の漆で仕上げる人形作品について学んだことをきっかけに、自らも漆芸を学び始めました。近年では漆を使った仕上げにも挑み、落ち着いた輝きを放つ作品を制作しています。漆は耐久性にも優れ、古来より多くの美術品に使われてきました。末永く変わらぬ姿で残ってくれるように、楊彩の作品にはそんな思いが込められています。

    作風

    ①創作の源はあくなき好奇心と探求心にある。それに空想と妄想が加味されて、テーマが生まれ、形と色がついてくる。
    ②人形は人の形をしているがどこか絵空事であってほしい。できれば楚々として美しく、可愛らしく、ずーっと傍に置いてもらえるような作品を作りたい。
    ③素材は木芯桐塑が多いが、場合によっては貼り抜きや木彫も手がける。
    ④仕上げの技法は紙貼りや布貼り、最近は岩彩や漆による彩色等、が多くなってきた。
    ⑤漆を始めたきっかけは何といっても耐久性に富んでいる点である。自身が朽ちた後も、作品が変わらぬ姿で残ってくれる事を願っている。

    略歴

    • 1952
      大阪に生まれる 本名井上本子
      大阪音楽大学卒業後、体を壊して声楽を断念する
    • 1982
      奈良県橿原市への移転を機に人形を作り始める
    • 1986
      井上楊彩に改名し人形道に入る
    • 1995
      人間国宝人形作家秋山信子氏に入門
      日本伝統工芸展 初出品入選
    • 1998
      日本工芸会正会員認定
    • 2002
      文化庁伝承講座『衣装人形』文化財保存事業助手担当
    • 2012
      大阪府工芸功労者表彰を受ける
    • 2017
      日本伝統工芸近畿展鑑査委員
    • 2018
      憲法記念日大阪府知事表彰を受ける
    • 2020
      日本伝統工芸展鑑査委員
    • 2021
      日本伝統工芸近畿展鑑査委員
      日本伝統工芸展鑑査委員

    受賞歴

    • 1998
      伝統工芸人形展「吾子」朝日新聞社賞 他3回受賞
    • 2003
      日本伝統工芸近畿展「瞑想」日本経済新聞社賞 他5回受賞
    • 2015
      第62回日本伝統工芸展「目覚めの刻」日本工芸会会長賞
    • 2019
      全関西展「大和まほろば」読売新聞社賞

    個展:風と水と月 井上楊彩 人形展 新規ウィンドウで開きます

    人形作家 井上楊彩による個展です。

    会期:2025年6月29日(日)~9月7日(日)
    会場:緑ヶ丘美術館 本館
       〒630-0262 奈良県生駒市緑ヶ丘 2731-10
    時間:11:00~16:00(入館は15:30まで)
    休館日:月・火・金曜日
    料金:無料
    ※最新情報は公式HPをご確認ください

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