新庄 貞嗣
- 陶芸
- 価格帯 お問合せください
- 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 6
作品購入、オーダー制作、購入可能な作品の確認など
- 分野陶芸
-
技法萩焼
-
生年1950 -
- 活動拠点山口県
-
所属日本工芸会正会員
山口県指定無形文化財「萩焼」保持者 認定
日本工芸会理事・山口支部幹事長
略歴
- 1950十三代寒山(忠相)の長男として生まれる
- 1975東京藝術大学彫刻科卒業
- 1977東京藝術大学大学院彫刻専攻修了
- 1978京都市工業試験場陶磁器研修生修了
- 1980第15回西部工芸展 入選(以後数回)
第27回日本伝統工芸展 初入選(以後も入選を重ねる) - 1981西日本陶芸美術展 入選
日本陶芸展 初入選(以後も入選を重ねる) - 1983日本工芸会正会員となる
防長青年館陶壁(山口市) - 1990明日への茶道美術公募展入選
- 1991中国地方陶芸秀作展(中国電力主催)
山口県社会福祉会館陶壁「逢う」(山口市) - 1992山陽・山陰路の現代陶芸展(東広島市立美術館)
- 1993大英博物館収蔵
- 1994下関社会保険健康センター陶壁「弾む・光る」
- 1995おおうちビル陶壁「律」(広島市)
- 1996山陽・山陰路の現代陶芸展
- 1997深川萩五人展(ニューヨーク)
- 1999『やきもの探訪』(NHK-BS)出演
- 2000萩焼400年パリ展
- 2001萩焼400年展(東京・京都・福岡・萩)
山水園陶壁「華」(山口市) - 2002宮内庁お買い上げ
「ふるさとのアーティストたち」展(山口県立美術館) - 2003東京国立近代美術館収蔵
- 2005第三回世界陶磁ビエンナーレ 国際ワークショップ参加(韓国)
- 2008「萩陶芸の伝統~継承と革新~」展(山口県萩美術館・浦上記念館)
- 2009慶尚南道茶碗展(韓国)セミナー講演
「萩藩御用窯と銘茶器」~伝統の萩焼~展(毛利博物館) - 2012日本工芸会山口支部常任幹事
- 2016日本工芸会理事・日本工芸会山口支部幹事長
- 2018山口県指定無形文化財「萩焼」保持者認定
- 2021旭日双光章 受章
- 【個展】
三越(日本橋・福岡・高松)
高島屋(大阪・京都・横浜・岐阜・岡山・いよてつ)
松坂屋(名古屋・静岡) 大丸(神戸・下関・鳥取)
そごう(横浜・広島・川口) 西武百貨店
京王百貨店 近鉄百貨店(四日市)
浜屋 玉屋 山陽百貨店 一畑百貨店 など
作風
1657年、大津郡深川村三ノ瀬の焼物所が新設されたとき、藩命で惣都合〆を任じられた山村平四郎光俊に従って萩から移住した弟子筋の一人、赤川助右衛門の家系(明治になって新庄と改姓)に生まれ育った。
1977年に東京藝術大学大学院彫刻専攻を修了、京都市工業試験場での研修を経て帰郷。1983年には日本工芸会正会員に。その当初は、量塊感を追求した陶筥や、空間表現を器物の造形に取り込んだ台皿など、彫刻的視点に立った大型作品を制作していたが、平成以降は深川萩の伝統性を喚起する茶陶の制作を研究。簡潔な碗成りや輪形(りんなり)の茶碗に優れた作例が多く、茶人のみならず陶芸愛好家や研究者の声価も高い。
作家紹介
茶碗の形に独自の技を昇華
茶の湯で使うための陶器“茶陶”として人気を博してきた萩焼。新庄貞嗣は、萩焼草創期の17世紀初めに開窯した「新庄助右衛門窯」の十四代目に当たります。手になじむ碗形(わんなり)の茶碗は、茶人だけでなく陶芸愛好家や研究者から絶大な評価を獲得。海外展覧会への出品も多数あり、作品はイギリスの大英博物館にも収蔵されています。
受賞歴
- 1978山口県美術展知事賞
- 1982山口県美術展最優秀賞
- 1983西日本陶芸美術展奨励賞・山口県知事賞
山口県美術展優秀賞 - 1984西日本陶芸美術展優秀賞・通産大臣賞
茶の湯の造形展奨励賞(以後も入選を重ねる)
山口県美術展最優秀賞 - 1985山口県美術展佳作賞
- 1987第1回長門市教育文化体育振興奨励賞
第10回伝統工芸新作展(山口支部)朝日新聞社賞
山口県芸術文化振興奨励賞 - 1988山口県美術展佳作賞
- 1990山口県美術展佳作賞
- 1991第14回伝統工芸新作展(山口支部)朝日新聞社賞
- 1992第15回伝統工芸新作展(山口支部)記念大賞
- 1993第16回伝統工芸新作展(山口支部)NHK山口放送局賞
- 1997第20回伝統工芸新作展(山口支部)下関市長賞
- 2005山口県選将(芸術・文化功労)受賞
- 2017第40回山口伝統工芸展NHK山口放送局賞
- 2018第41回山口伝統工芸展支部長賞
パブリックコレクション
- 国際交流基金、山口県立美術館、田部美術館、そごう美術館、大英博物館、ホノルル美術館、東広島市立美術館、毛利博物館、東京国立近代美術館