宮本 貞治
- 木竹工/ 人間国宝 (重要無形文化財保持者)
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価格帯
$8,000 - 22,000
Info
ギャラリージャパンでの作品の価格は、作家が自ら決めた価格をそのまま掲載しています。
閉じる - 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 9
作品購入、オーダー制作、購入可能な作品など
- 認定人間国宝(重要無形文化財「木工芸」の保持者)
- 分野木竹工
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技法拭漆、刳物、指物
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生年1953 -
- 活動拠点滋賀県
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所属日本工芸会正会員
滋賀県指定無形文化財保持者
京都美術工芸大学 特任教授

作家紹介
木工芸の技を尽くした作品づくり
木工作家・宮本貞治は2023年に木工芸の分野で人間国宝に認定されました。20歳で黒田乾吉(黒田辰秋の長男)に師事し、10年の修業期間を経て30歳で独立。滋賀県大津市に工房を構えました。その後、日本伝統工芸展などで受賞を重ね、2013年には芸術分野功労者に贈られる紫綬褒章も授与されています。宮本の作品の特徴の一つ、波を想起させる流れるような彫り。これは琵琶湖での船の跡にできる波に着想を得たといいます。釘などを使わずに組み立てる指物、木の塊を彫り込んで作る刳物、木目を美しく浮かび上がらせる拭漆(ふきうるし)、稜線を生かした彫りなど、卓越した技で木の個性を活かしながら作品を生み出しています。
作風
指物及び刳物の技法で制作した作品の表面に施した稜線が光源の位置と拭き漆の艶と見る角度の3要素によってさまざまな表情に変化して見える表現が特徴である。
略歴
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1953京都市に生まれる
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1973黒田乾吉氏に師事
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1984独立
滋賀県湖西に工房を構える
日本伝統工芸展 初入選 -
1986京都工芸美術選抜展 京都府買上
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1988日本伝統工芸会 正会員認定
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1997東京日本橋三越本店にて個展
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2004滋賀県指定無形文化財保持者として認定
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2005名古屋松坂屋本店にて個展開催
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2013京都美術工芸大学 教授就任
紫綬褒章受章 -
2023重要無形文化財「木工芸」保持者に認定
受賞歴
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1985第14回日本伝統工芸近畿展 日本経済新聞社賞
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1986第15回日本伝統工芸近畿展 日本工芸会近畿支部長賞
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1987第16回日本伝統工芸近畿展 日本工芸会賞
京都工芸美術展 大賞 -
1990「明日への茶道美術公募展」鵬雲斎千宗室家元奨励賞
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1991第20回日本伝統工芸近畿展 京都新聞社賞
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1995第24回日本伝統工芸近畿展 日本伝統工芸近畿賞
第42回日本伝統工芸展 日本工芸会奨励賞(2010) -
1996第7回伝統工芸木竹展 朝日新聞社賞
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1997第7回秀明文化賞
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1998第8回 伝統工芸木竹展 東京都教育委員会賞
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2000第9回伝統工芸木竹展 東京都教育委員会賞
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2003第50回 日本伝統工芸展 第五十回展記念賞
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2009第12回伝統工芸木竹展 文化庁長官賞
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2010第57回日本伝統工芸展 日本工芸会奨励賞
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2012第59回日本伝統工芸展 日本工芸会保持者賞
滋賀県文化賞 -
2014大津市文化特別賞