宗像 利浩
- 陶芸
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価格帯
¥330,000 - 1,320,000
Info
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- 分野陶芸
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生年1957 -
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所属日本工芸会正会員
略歴
- 1957福島県 会津美里町に生まれる
- 1977京都嵯峨美術短期大学陶芸科卒業
- 1998NHK「やきもの探訪」~用の美を創る~放映
- 1999会津大学短期大学部非常勤講師に就任
- 2005日本陶芸展 招待出品(以後2011年まで4回招待)
- 2007現代陶芸への招待・日本とヨーロッパ(兵庫陶芸美術館)招待出品
- 2010フランス・パリにて個展開催
- 2012福島大学客員教授に就任(2019年退任)
- 2013東大寺に茶碗奉納
作風
宗像利浩さんの個展によせて
兵庫陶芸美術館 館長 乾 由明
会津美里町(旧会津本郷)の宗像窯は、400年余の長い歴史を持つ民陶の窯であるが、このたび当主の宗像利浩さんが、八代目を継承されて初めてといえる本格的な個展を開かれることになった。利浩さんの仕事については、1997年の第14回日本陶芸展で準大賞を得た「利鉢」の飾り気のない率直な作調に感銘を受けて以来、私は、ずっと大きな関心をもって見守ってきた。この後の利浩さんの制作はめざましく、日常の生活に根ざした剛健なやきものという宗像窯の伝統をあくまで踏まえながら、一層陶技を磨いて作域を拡げ、伸びやかさと鋭さが渾然と一体になった独自な作品を生み出している。又近年は皿や壺のほかに、茶椀や水指といった茶陶にも熱心に取り組み、大きな成果をあげているのである。
今回の個展には、宗像窯の伝統ある大皿や壺などに、用の美の頂点ともいうべき井戸茶碗、天目茶碗の美しさを取り入れた作品を発表するという。民陶と茶陶の両方の世界に通暁しているこの練達の作家によって、どのようなやきものが創り出されるか、まことにたのしみである。
平成20年9月
受賞歴
- 1997日本陶芸展 準大賞受賞(日本陶芸展賞)作品名 利鉢「としばち」
- 2003日本陶芸展 文部科学大臣賞受賞
- 2016伝統文化ポーラ賞・地域賞受賞
パブリックコレクション
- 兵庫陶芸美術館
- 出光美術館
- 福島県立美術館