城端蒔絵雲錦文飾箱
じょうはなまきえうんきんもんかざりばこ 高さ 14.2 x 幅 26.1 x 奥行 17.7 cm / 2022年十六代 小原 治五右衛門 (おはら じごえもん)
1979 -- 漆芸
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- 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 3
十六代 小原治五右衛門 / OHARA Jigoemon XVI (b. 1979) 安土桃山時代・天正三年(1575)から一子相伝で継承する「城端蒔絵」の十六代目。代々「小原治五右衛門」の名を襲名し、天覧品や茶道具などを制作。国内外での展覧会活動や、曳山・庵屋台などの文化財保存修復に従事。また、TEDxをはじめ、日本・米国・香港での講演やプレゼンテーションにも登壇する。令和元年(2019)「十六代 小原治五右衛門」を襲名。
作家の詳細を見る作品について
雲錦とは、満開の桜を白雲に、色づいた紅葉を錦織に見立てた言葉。城端曳山祭の設え(二曲 一双屏風)から箱の形を考案し、甲面の桜から側面の紅葉へのうつろいと水の流れを描き、無 常観を表現した。
作品詳細
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分野漆芸
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材質漆、 檜・桧、 麻布、 金粉、 銀粉、 顔料
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サイズ高さ 14.2 x 幅 26.1 x 奥行 17.7 cm
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発表年2022
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限定一点物
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桐箱付属
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サインあり(作品、桐箱)
この作品の技法
漆絵 (うるしえ)
色漆を使って絵を描く表現が漆絵です。最も古い時代に生まれた基本的な装飾表現です。
蒔絵 (まきえ)
蒔絵は日本独自に発達した漆芸の代表的な技法で1200年ほど前から行われています。器の表面に細い筆を使って漆で絵を描き、その漆が固まらないうちに上から金の粉を蒔きつけて模様をあらわします。
髹漆(きゅうしつ) (きゅうしつ)
髹は「漆を塗る」という意味の漢字で、漆をへらや刷毛(はけ)で塗ることを髹漆といいます。髹漆には、胎(ボディ)を補強するためのに布を貼る布着せなどの下地、中塗り、そして上塗りまでが含まれます。上塗りには漆を塗ったあとで研ぎ出さないで仕上げる塗立て(ぬりたて)、研ぎ炭を使って磨き上げる蝋色(ろいろ)仕上げのほか、数百種類に及ぶ変塗り(かわりぬり)など、複雑な工程、多様なバリエーションがあります。
入選情報
- 第69回 日本伝統工芸展 (2022)
- 入選