樟・栗 飾り台

くすのき・くり かざりだい 高さ 57 / 径 32 cm / 2018年
非売品
オーダー制作、購入可能な作品など
  • 木竹工
  • 価格帯 お問合せください

作品について

上段の琥珀色のようなマーブル模様は楠(クスノキ)で、それ以外は栗で作りました。飾り台というより、昔、黒電話機を置いていた電話台のようなシンプルでコンパクトな台です。

楠の飴色のような琥珀のようなもったりした色合いと、クリのシンプルな木目という、どちらも全く違った特徴のある木目を合わせたことで、上から見るとかなりのインパクトはあるものの、全体的にみるととてもすっきりしたデザインになっています。

非常にシンプルなデザインですが、実は色々な変化をつけております。
上段の縁が中心に向かって変化していたり、脚の形が5角形であったりと、細部にもこだわりを持つ「指物」の技術をお楽しみいただけるかと思います。

なお、昔ながらの指物の技術を使用しておりますので、金物は一切使用しておりません。また、着色も一切しておらず、無垢のままです。

作品詳細

  • 分野
    木竹工
  • 材質
    樟、栗
  • サイズ
    高さ 57 / 径 32 cm
  • 発表年
    2018
  • 取り扱い方法
    透明な塗装加工を行っておりますので、防水性がございます。
    ただし、急な加熱(エアコン直下の設置や、熱したやかんや鉄瓶等の設置)や、鋭い刃物等の使用、ハンマーなどの衝撃により、本体の木材に悪影響を及ぼし破損の原因となります。また、薬品(マニュキュアなど)で塗装が剥がれ落ちることがあります。
    等々、ご注意くださいませ。

    なお、木材は加工後も水分を吸収・排出するため運ぶ地域によって膨張・収縮が起こります。例えば、山陽地方から山陰地方間の移動でも湿気の割合が変わるため、ひずみが発生します。
    僅かなひずみですが、これにより家具のmmレベルでの調整部分に不具合が発生します。
    これは木であるが故に発生することですので、どうぞご承知おきください。

    なお、何かありましたら遠慮なくご連絡いただければと思います。

この作品の技法

指物 (さしもの)

木目の組み合わせを考えて、木を正確に切ることが第一歩です。木を削ったり彫ったりして、つぎ手と呼ばれる凸と凹の部材をつくり、それらを直角に組み合わせて箱などの作品をつくります。金属のクギなどを使わないで組み立てることが、指物(さしもの)の特徴です。

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  • 写真:樟・栗 飾り台
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岡田 勝之

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