彫込布目象嵌木槿文銅箱
ほりこみぬのめぞうがんむくげもんどうばこ 高さ 14.2 x 幅 17.1 x 奥行 9.8 cm / 2024年- 金工
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- 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 2
作品詳細
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分野金工
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材質銅、純金、22金、18金、純銀、950銀
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サイズ高さ 14.2 x 幅 17.1 x 奥行 9.8 cm
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発表年2024
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限定一点物
この作品の技法
象嵌 (ぞうがん)
金属の表面に模様を彫り別の金属を嵌めこんで、それぞれの金属の色や質感のちがいによって模様を表現します。
彫り (ほり)
金属の表面に鏨を使っていろいろな模様を表現します。V字型の刃先で線を彫る基本の毛彫り、三角形の刃先で連続する細い線を彫る蹴り彫り、金属を切る鏨の刃先をさらに鋭くして彫る削り彫り等があります。
布目象嵌 (ぬのめぞうがん)
布目象嵌とは、地金となる金属に、鏨(たがね)を使い縦横の細い溝を彫り、その溝に薄い金や銀、鉛などを嵌め込む技法です。縦横の細い溝が布の織り目のように見えることが布目象嵌の名前の由来といわれています。
彫込布目象嵌 (ほりこみぬのめぞうがん)
布目象嵌にテクスチャーを施す際に、通常布目象嵌を施した後に滑刳タガネ等でテクスチャーを施すが、彫込布目象嵌は、布目象嵌を嵌める前に予め片切りタガネや毛彫りタガネで彫りを施し、その上から箔を嵌める技法である。タガネで彫った際の金属の輝きが箔の表面に現れ、今までの布目象嵌とは違う表情が表現できる。また「彫込布目象嵌」は作者の造語である。
この作品の入選情報
- 第71回 日本伝統工芸展 (2024)
- 入選
