砂鉄鶴亀紋羽広形鉄瓶

さてつつるかめもんはびろかたてつびん 2024年
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  • 金工
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  • 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 1

作品について

昔、羽広鉄瓶は2升や3升と大型で囲炉裏に吊るし生活用水を賄っておりました。
羽広形の裾に広がる羽と呼ばれる形状は、炎の上に掛けても鉉が熱くならず素手で持つことが出来、贈答品などにも広く使われ名工と呼ばれた先人達も皆このデザインを作っていました。
しかし現代の生活様式になりどの工房でも作られなくなりました。
こちらは先人達への敬意を込めて1.7リットルの使い易い大きさで現代に甦らせてみました。
砂鉄になることを意識し「鶴は千年、亀は万年」の如く賑やかな吉祥紋を施しました。

作品詳細

  • 分野
    金工
  • 材質
    砂鉄、鉄(鉉)
  • 発表年
    2024
  • 桐箱
    付属
  • サイン
    あり(作品、桐箱)

この作品の技法

惣型 (そうがた)

砂と粘土をまぜた土で形の輪郭にあわせた型紙の板を直接回転させて、型を作ります。おもに茶道で使われる茶の湯釜や、お寺のつり鐘などがつくられます。型から取り出した釜は、熱しながら漆やおはぐろなどを塗って、独特の美しい色に仕上げます。

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写真:砂鉄鶴亀紋羽広形鉄瓶
砂鉄鶴亀紋羽広形鉄瓶 鈴木 盛久
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