カレイも、そんなに大きくない物なら浅瀬の浜辺にいて、小さい頃に海水浴に行って浮き輪をつけながら、水中眼鏡で覗いた砂に隠れているのを見つけたりしていました。
たまたま娘がもらったもらった深海図鑑を見ていると、このサメガレイという種類のカレイが載っていました。サメガレイの表面の凹凸や砂に横たわっている姿が、黄銅の煮色仕上げのあと擦りはがす技法で表現するとぴったりただと思いました。
本体は、シンプルな形ではあるのですが、中子を銀でぴったりに作ってはめるということに挑戦しました。
蓋の中側から、タガネでつき、凹凸模様を入れています。
分野 | 金工 |
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発表年 | 2023 |
サイズ | 高さ7.0 / 径20.0 cm |
展覧会 | 第70回日本伝統工芸展 |
受賞 | 日本工芸会新人賞 |