大谷 早人

おおたに はやと 1954 -
  • 漆芸/ 人間国宝 (重要無形文化財保持者)
  • 価格帯 ¥250,000 - 5,000,000
    Info

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  • 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 7

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    • 認定
      人間国宝(重要無形文化財「蒟醤」の保持者)
    • 分野
      漆芸
    • 技法
      蒟醤、籃胎
    • 生年
      1954 -
    • 活動拠点
      香川県
    • 所属
      日本工芸会正会員
      香川県漆芸研究所工芸指導員
      日本工芸会理事
      日本工芸会漆芸部会幹事
      日本工芸会四国支部幹事長
      重要無形文化財保持者
    大谷 早人

    作家紹介

    江戸時代より続く技を現代に昇華

    人間国宝であった師、太田儔をして「今後の香川漆器の代表的な人物になるだろう」と言わしめた大谷早人。高度な彫刻技術や繊細な色彩文様を得意とし、彼自身も人間国宝に認定されました。草花や昆虫など自然の一瞬の美を切り取ったデザインも多く、色の濃淡などを巧みに用いて表現。多数の受賞歴を誇り、芸術分野功労者に贈られる紫綬褒章も授与されています。現代アートの祭典、瀬戸内国際芸術祭では自身の生家を「漆の家」として公開。伝統的な漆の技法をアートの世界で表現し、国内外問わず好評を獲得しています。

    作風

    私は真竹のヒゴで編み上げた素地の上に蒟醤技法でデザインを施した漆芸作品を作り続けております。
    素地、加飾技法ともに香川県に古くから伝わり、受け継がれてきた技であり、私の作品を通じて後世に伝えていければと考えております。デザインとしては、主に身近な草花や昆虫たちの一瞬の美しさを切り取ったイメージを図案化する事が多いです。
    また、2010年より3年ごとに開催される瀬戸内国際芸術祭では、私の実家を使い、建築と漆を融合させた「漆の家」として再生、展示し、香川県だけにとどまらず、日本の伝統文化である漆芸の持つ可能性についてアピールの場として、国内外の方々から好評を頂いております。機会があれば、ご来場ください。

    略歴

    • 1973
      香川県立高松工芸高等学校漆芸科を卒業
      人間国宝 太田儔氏に師事
    • 1978
      第25回日本伝統工芸展に初入選
    • 1981
      香川県漆芸研究所研究員課程を修了
    • 1982
      日本工芸会正会員となる
    • 1994
      第37回日本工芸会四国支部展 鑑査員
    • 1996
      第61回香川県美術展覧会 審査員
    • 2002
      第67回香川県美術展覧会 審査員
      第20回日本伝統漆芸展 鑑査委員(以後歴任)
    • 2004
      第51回日本伝統工芸展 鑑査委員(以後3回)
    • 2007
      第25回日本伝統漆芸展 鑑査委員
    • 2009
      紫綬褒章 受章
    • 2020
      重要無形文化財「蒟醤」保持者認定

    受賞歴

    • 1986
      第25回日本工芸会四国支部展 日本工芸会賞
    • 1987
      第4回日本伝統漆芸展 朝日新聞社賞
    • 1991
      第34回日本工芸会四国支部展 三越高松店賞
    • 1992
      第57回香川県美術展覧会 香川県知事賞
    • 1993
      第36回日本工芸会四国支部展 磯井如真賞
    • 1995
      第12回日本伝統漆芸展 文化庁長官賞
      第38回日本工芸会四国支部展 日本工芸会賞
    • 1998
      第45回日本伝統工芸展 高松宮記念賞(文化庁買い上げ)
      高松市教育文化奨励賞
    • 2001
      第18回日本伝統漆芸展 文化庁長官賞
    • 2002
      第49回日本伝統工芸展 文部科学大臣賞(文化庁買い上げ)
    • 2009
      香川県文化芸術選奨
    • 2013
      第60回日本伝統工芸展 保持者賞
      香川県文化功労者賞
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